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2018/07/12

ファステングのメリットとデメリット

最近流行の『ファステング』ですが、けっこう失敗している人も多いのが現状・・・

 

では、

どういう人が成功し、どういう人が失敗しているのか?

それに対する私見をお伝えしていきます。

 

あっ

因みに、僕は「アンチ」ではありませんので!

 

《ファステングのメリットとは?》

  1. 動物性タンパク質の過剰摂取が制限でき、体内の炎症値が下がる。
  2. 一定期間食べないので、血液の浄化になる。
  3. 脂肪酸が利用され、『ケトン体』ができる。
  4. ミトコンドリア機能が上がり、グルタチオンやメタロチオネインなど抗酸化物質が活性化する。

 

1、動物性タンパク質の過剰摂取が制限でき、体内の炎症値が下がる


《ビタミンアカデミーより引用》

高タンパクな赤身肉を多食することのデメリットは、慢性炎症体質になりやすいという点です。

 

赤身肉に多く含まれるNeu5Gc(N-グリコリルノイラミン酸)は、人間にとっては異物となるため身体が抗体を作り炎症の原因になることが分かっています。

カリフォルニアサンディエゴ医科大学の論文(2014)
A red meat-derived glycan promotes inflammation and cancer progression

 

炎症の原因物質は「Neu5Gc」
正式名称は「N-Glycolylneuraminic acid」
日本語で「グリコリル、ノイラミン酸」、グリコなので糖、つまり糖タンパクの一種です。

Neu5Gcは、人間以外の哺乳類特有のもので、人間はこの糖タンパクの発現させる遺伝子を持っていません。

人間の体内にはNeu5Gcは存在しないため、食事として体内に入ると、人間の身体はNeu5Gcを異物とみなし抗体を作ります。その抗体が全身を巡ることで、慢性炎症の原因になるそうです。


ここにこれ以上無いくらい詳しく書いてあるので僕の方では割愛しますね。

詳しくはコチラをご覧下さい。

【赤身肉を食べるリスク】慢性炎症の原因になる牛肉・内臓系は食べ方を工夫する

 

 

2、一定期間食べないので、血液の浄化になる

普段、大量の添加物や化学物質を口にしています。

それらが入ってくると、身体は真っ先に食べ物の解毒に働きます。

それが無くなる(食べない)ことで、体内の解毒に働くだろうと考えます。

 

 

3、脂肪酸が利用され、『ケトン体』ができる

低糖質・高脂肪食kケトン食k

ケトン体は、抗酸化物質でもあり、正常な細胞ではエネルギー源として使用できます。(肝臓以外の重要器官(脳・心臓・腎臓・筋肉など)ではエネルギー源として使えるそうです。)

以下抜粋


脂肪酸は脳関門を通れないため、脳は通常、脳関門を通過できるグルコースをエネルギー源としている。絶食等によりグルコースが枯渇した場合、アセチルCoAから生成されたケトン体(アセト酢酸)もグルコースと同様に脳関門を通過でき、脳関門通過後に再度アセチルCoAに戻されて脳細胞のミトコンドリアのTCAサイクルでエネルギーとして利用される。なお、ケトン体のうちアセトンは最終代謝物なのでエネルギーに変換できない。ケトン体は骨格筋、心臓、腎臓などでもエネルギー源となるが、肝臓のミトコンドリアのクエン酸回路では酸化分解されずエネルギー源として利用されない。これは肝臓では酢酸からアセチルCoAの合成酵素のmRNAが全く発現していないためである[4][3]。脳はグルコースを優先的にエネルギー源として利用するが、グルコースが少ない時にはケトン体が主たるエネルギー源となる。


癌細胞は、ケトン体をエネルギー源にできないので、

癌の治療食にケトン食が推奨されているんでしょうね!

ケトン食

 

 

4、ミトコンドリア機能が上がり、グルタチオンやメタロチオネインなど抗酸化物質が活性化する

グルタチオンの生理作用

グルタチオン

グルタチオンは肝臓やほかの細胞でつくられるトリペプタイドで、グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸からできています。

グルタチオンは解毒・抗酸化物質として働きます。

 

メタロチオネインの生理作用 

  1. 金属の組織維持機能:メタロチオネインが欠損するとは亜鉛やカドミウムが組織に取り込まれた後に濃度は減少するので、メタロチオネインは金属を組織に維持する機能を有している。
  2. 重金属毒性の解毒作用:カドミウムや水銀などを予め投与しメタロチオネイン誘導後に、多量の金属を投与しても毒性発現が抑えられ、これらの重金属の毒性を解毒する作用を持っている。メタロチオネインが欠損するとカドミウム毒性発現は大きい。
  3. 亜鉛や銅などの必須金属の代謝調節機能:一時的に多量組織に入ってきた亜鉛や銅などの必須金属を貯蔵し、必要に応じて分布する代謝調節する。
  4. ラジカル消去作用:SH基を多く含むので活性酸素を含むラジカル消去作用を示す。生体内ではスーパーオキシドが生成すると過酸化水素に変換し、さらに水に分解する防御酵素が存在する。活性酸素の毒性は過酸化水素が鉄や銅イオンの存在下にヒドロキシラジカルを生成するが、それに対してメタロチオネインは生体物質の中で最も強いグルタチオンと比べても約400倍の親和性を有している。
    生体内では呼吸に伴い、細胞のミトコンドリアで常に活性酸素が生成することに対してメタロチオネインは障害を抑制しているが、細胞内小胞体でおこるストレスに対しても作用機構は不詳であるが抑制する作用を示す事を我々は見いだしている。

 

金属結合タンパク質メタロチオネインによる肥満抑制の機構解析

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金属結合たんぱく質メタロチオネインの遺伝子発現欠損マウスが高脂肪食摂取した時、肥満となることを初めて見いだした。食欲抑制ホルモンのレプチン効果がなくなり、脂肪細胞への脂肪とりこみが顕著に増加し、脂肪細胞が大きくなった。メタロチオネインが肥満遺伝子発現を抑制している可能性が明らかとなった。さらに脂肪細胞に特異的にこの遺伝子を発現し肥満防止する系の確立を目指している。

 

メタロチオネインについて詳しくはコチラ

 

 

グルタチオンとメタロチオネインが産生されることで、ミトコンドリアの機能を向上させると考えられます。

 

 

これだけ聞くと、ファステングはとっても良いものに聞こえませんか?

 

 

でも、

1つ大きな落とし穴が・・・

 

《ファステングのデメリット?》

唯一、僕が思う「ファステングのデメリット」は、タンパク質の摂取量が極端に少ないこと。

 

 

ファステング指導者の中には、「筋肉量は減らない」と言う人もいます。

データを見せてもらったことがありますが、この方は確かに減っていませんでした。

 

 

まぁ、そもそもファステングの目的はデトックスとミトコンドリア機能の改善だと思うので、筋肉量が云々って言うのは関係ないと言えば関係なく思いますが・・・

 

 

では、

本当に筋肉量って減らないの?

 

 

そもそも

健康な人で、ミトコンドリアが上手に回っている人は、そんなに筋肉量は落ちないでしょうし、少しぐらい落ちてもその後すぐにリカバリーできるでしょう。

 

 

しかし、問題なのは、「ファステングをやろう!」と思う人ってそもそも健康体ですか?

副腎疲労の方や胃腸機能・肝機能が低下している人は、果たしてファステング中にミトコンドリアが元気に動き出すでしょうか?

 

 

僕が良く聞く失敗談は、ファステング中に

「頭痛がした。」

「イライラがすごかった。」

「ボ〜ッとした。」

「胸だけ小さくなってお腹は細くならなかった。」

などなど。

 

 

これって、〝低血糖発作が起きている〟ってことですよね。

この方達のほとんどは、副腎疲労が強く、そもそもミトコンドリアが動いていないのに、栄養源を絶ってしまったがためにこれらの不調が吹き出していると考えられます。

 

 

じゃあどうしたら良いのか??

答えはすごく簡単です!

 

 

1、まずは、腸内環境の改善と副腎のケアから

2、ミトコンドリア、メチレーション回路が回りやすい栄養素を摂取すること

 

 

この2つの対応で、僕自身は低血糖発作が起こらなくなりました♪

 

 

皆さんも、ファステングを行なう前に、

自分ややっても大丈夫なのかな?と考えてみてください。

 

 

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最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

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きくち針灸院の特徴

1、中医学(中国古来からある伝統医学)をベースにしている『鍼灸治療』
2、現代社会の問題にフォーカスした『内臓クラニアルテクニック(頭蓋骨・内臓調整』
3、細胞レベルで原因を追及する『分子栄養学』

 

 

この3つの治療法を取り入れた〝とっても珍しい治療院〟

この治療理念、治療方法は日本中探してもたぶん当院だけだと思います。
「どこに行っても治らない・・・」
諦めかけていたあなたにこそ、きっとお役に立てると思います。

 

 

世田谷区・目黒区・大田区からご来院の方が多いですが、
大井町線:二子玉川、上野毛、等々力、尾山台、九品仏、自由が丘、緑が丘、大岡山、北千束
東急東横線:中目黒、学芸大学、都立大学、自由が丘、田園調布、多摩川、新丸子、元住吉、日吉
目黒線:奥沢、大岡山、洗足、西小山、武蔵小山、目黒
田園都市線:渋谷、三軒茶屋、駒沢大学、桜新町、用賀、二子玉川、溝の口
などは、当院から電車で30分圏内と通院には大変便利な立地です。

 

ぜひ一度、いらしてみてください。
あなたに合える日を楽しみにお待ちしています。
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当院へのアクセス情報

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